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野川副知事によると、日本政府は、日本海を経由する輸送ルートに大きな関心を示しており、シベリア鉄道を使った実験が今年度内に計画されている。今年4月にはテストモードで沿海地方のザルビノ港へのDBSフェリーの寄港、その後の税関手続き、ザルビノ港から中国への貨物輸送が行われたという。
なお野川氏は、同ルートによる輸送は大連港を使用した場合よりも速いが、解決しなければならない問題も明らかになったことを指摘した。
現在、日本とロシア間の貨物輸送は、主に空または海の輸送手段によって行われている。日本の国土交通省によると、海上輸送の平均日数は53~62日。
これより前、ロシア鉄道株式会社のオリガ・ステパーノワ代表は「シベリア鉄道を使ったルートでは輸送日数は、海上輸送より半分、ないしは5分の2に短縮できる」と語った。
今年の夏、ロシア鉄道株式会社と日本の国土交通省の間ではシベリア鉄道を使った貨物輸送の実証実験は複数行われている。8月29日にも横浜港からの貨物が輸送されている。
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