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実験は3週間続いた。被験者は2グループにわけられた。対照群の大学生は癖を変えずに、SNSにいつも通りの時間を費やした。第2グループの大学生はSNS利用を1日10分以内に抑えた。その後、感情状態の確認を目的として、被験者にアンケートを行った。
孤独感とうつ病の発生は、SNSの利用時間に直接左右されると判明した。3週間の実験を終え、1日10分にSNS利用を控えた第2グループの大学生は、対照群に比べてうつ病の徴候が少なかった。
研究チームは、この現象が無意識下の比較で説明できると仮説を立てる。例えばインスタグラムで他人の人生のイベントを見ている時、その人物は他の誰もが自分よりいい暮らしをしていると感じる。