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ハーバード大学医学大学院の研究チームは、ラボラトリーで被験者が一切の運動をせずに1ヶ月以上を過ごす実験を行った。施設には窓も時計もなく、被験者は時間に関する情報を持たなかった。
実験では就寝時間を毎日4時間ずらした。明らかになったところ、安静時の人体のエネルギー消費は概日リズムに左右される。生物学的時間の夜と時計の夜が一致すると、人体は毎時間、より多くのカロリーを消費する。これは摂取した食事量に左右されず、努力もしていない。
また、安静時の人体は朝より夜(17時〜20時)に10%多くのカロリーを燃やす。研究チームは、この研究が活動状態ないし安静時における代謝に対しての1日のスケジュールの規則性の重要性を証明しているとして、生物学的リズムから離れないよう、毎日同じ時間に起床して就寝するよう推奨している。