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中国の通関データを基にロイター通信が行った総計では、パイプラインを通じた輸入とLNGでの総輸入量は、1-10月期で昨年より3分の1多い7206万トンとなった。
一方で同時期の日本の輸入量は、ロイター系列の金融・リスク部門リフィニティブ(Refinitiv)の船舶追跡データによれば、6925万トンだった。これは、前年同時期比で17%減少。ロイター社は但し書きとして日本はすべてのガス輸入をLNGの形態で行っていると記載している。
石油・ガスコンサルト企業FGE(FACTS GLOBAL ENERGY)のエネルギーアナリストであるエドモンド・シアウ氏は、中国の輸入増大は、石炭から天然ガスへの基本的転換と、より環境にやさしいエネルギー源への移行という政府の意向によるものと指摘している。
一方、シアウ氏は日本については、「原子炉の稼動が再開したことで、ガス発電の需要の減少、つまり、LNGの需要が減少した」と考察している。
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