米上院が明言 サウジ皇太子はカショギ記者殺害へ関与

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サウジアラビアのサルマン皇太子のジャマル・カショギ記者殺害事件への関与を審議していた米上院は、皇太子は殺害に直接的な関係を持っていたという結論に達した。CNNテレビが上院会議の総括を引用して報じた。

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米中央情報局(CIA)のジーナ・ハスペル長官はイスタンブールのサウジアラビア総領事館の敷地内におけるサウジアラビア人のカショギ記者殺害事件の状況について非公開のブリーフィングを行った。その結果、共和党上院議員らはサウジアラビアに対しても、記者の殺害に過度に平静な反応を示しているホワイトハウスに対しても異議を唱える構えを表した。

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テネシー州出身のボブ・コーカー議員およびサウスカロライナ州出身のリンゼー・グラム議員はカショギ記者を殺害したとしてサウジアラビアのサルマン皇太子を非難し、サウジが主導するイエメンにおける戦争への米国の参加制限を求める構えを表している。

グラム議員はまた、サウジとはこれ以上関係を持つことは不可能であり、国王継承権を持つ「クレイジー」な皇太子が主導するサウジへの兵器輸出も支持できないと明言している。コーカー議員も、殺害命令を出し、それをコントロールしたのは皇太子であり、陪審員は皇太子に有罪判決を出そうと思えば「30分も要らない」と補足している。

全体からすると、CIAのブリーフィングの結果は、サルマン皇太子、サウジとの関係悪化を明らかに望んでおらず、どうであれ記者殺害に対して法的レベルの措置で反応を迫られているホワイトハウスの作業を著しく複雑化させた。

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カショギ氏は10月上旬に在イスタンブール・サウジアラビア総領事館に入った後、行方不明となった。同事件の調査を行っているトルコ当局は、サウジ当局に極めて批判的なカショギ氏は領事館内で殺害された可能性が高いとの見方を示している。

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