2018年「今年の一皿」、日本で選出

© Flickr / Jenny Downing
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ぐるなび総研は6日、2018年における日本の象徴となる食品を選出した。選ばれたのは、缶詰にした鯖(さば)。今回の決定は、ウェブサイト「ぐるなび」のユーザーらによる検索と、同ユーザーらによる投票の結果に基づいて、同社で研究を行っている専門家らによって下された。

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「今年の一皿」の称号に向けて候補になっていた他の食品は、しびれ料理、高級食パン、国産レモンだった。

スプートニクが入手した、ぐるなび総研の公式声明では、2018年は「多くの災害に見舞われた一年であり、防災意識の高まりから、缶詰や乾物、フリーズドライなど『非常食』を備蓄することの重要性にも気づかされた」と述べられている。専門家らの見解によると、鯖缶は魚の下処理が不要なため、非常時に利用する際の利便性が最も高い料理の1つ。それだけではなく、鯖にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった健康に良い物質が大量に含まれているという。

また、専門家らは、「おしゃれ鯖缶」の洗練されたデザインや「プレミアム鯖缶」により、鯖が女性の間で人気を博するようになったと指摘。その結果、鯖が日本の家庭料理に定着し、「日本の魚食文化の素晴らしさを再認識させる」ことになったとしている。2018年における鯖缶に対する需要は非常に大きく、数回にわたって鯖が店頭から完全に姿を消すほどだったという。

ぐるなび総研の見解によると、日本人に海産物利用の未来について考えさせるもう1つの理由となったのは、同国最大の水産物市場だった築地市場の閉鎖だという

ぐるなび総研は毎年、その年の象徴となる食品を選出し、選ばれた食品は時代の潮流と日本社会の雰囲気を反映したものとなっている。

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