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先日、デンマークの投資銀行「サクソバンク」の専門家らは、2019年の太陽フレアに関係して世界経済発展の最悪のシナリオが起こりうると発表していた。予想では、これによって西半球の人工衛星は壊滅。これによる経済損失は2兆ドルを超える。
ナゴビツィン氏は、「太陽フレアのサイクルは2019年に始まる恐れもあるが、おそらくは2020年になると思われる。しかしこれはサイクルの始まりでしかないため、これで地球の磁気の大幅な乱れが起きることはないだろう。太陽フレアのサイクルの実際のピークは、2022年から2023年になる」と語った。
巨額の損失の可能性についてはナゴビツィン氏は、特にエコノミストらの言うようなスケールではほとんど生じないと強調し、いくつかの人工衛星の配置に影響が生じる恐れはあるが、しかし、地球規模の大災害は予想されないと述べている。
さらに、ナゴビツィン氏は、「強力なフレアが発生しているときに地磁気効果がより強い極圏を航空機が飛行したなら、パイロットは年間放射能線量を浴びる恐れがある。また、高速粒子の通過中に宇宙飛行士が船外活動を行えば、健康が害される心配がある」と指摘した。
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