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激しい論議を呼んだのはドーシー氏が8日に投稿したツィート。先月、瞑想修行でミャンマーを訪れたドーシー氏は、ミャンマーを「美しい国」で「人々は喜びにあふれ、食べ物は素晴らしかった」とほめるツィッターを発表したことから、人権問題に無関心で単なる観光地として宣伝していると大きな非難を呼んでしまった。
The highlight of my trip was serving monks and nuns food, and donating sandals and umbrellas. This group of young nuns in Mandalay and their chanting was breathtaking and chilling. pic.twitter.com/E2nHFOsHu2
— jack (@jack) 9 декабря 2018 г.
ロヒンギャは人道危機状態に瀕しているとして、ミャンマーは国際的な批判を浴びている。今年8月にはミャンマー軍が上層部がロヒンギャへのジェノサイドを実行しようとしたとして、国連人権理事会は非難決議を採択していたが、ミャンマー側は事実無根として、国連の批判を無視し続けている。
そうした経緯と一切無関係な、このドージー氏のおめでたいツィートがユーザーらの驚きと怒りを呼んだのも仕方ない。
ニューヨークタイムズのレポーターのライアン・スタック記者は、「ツィッターのCEOは昨年大量虐殺に関与した国にバケーションで行った。その大量虐殺は政府がソーシャルメディアで誤情報とヘイトを拡散し、あおられた結果起きたものだ」と投稿し、ドーシー氏のツィートの批判とともに、SNSが権力によって積極的に誤った使われ方をされることを突いている。
The CEO of Twitter went on vacation to a country that committed a genocide last year that was fueled by disinformation and hate spread by the government on social media https://t.co/OUZfp8a6Ec
— Liam Stack (@liamstack) 9 декабря 2018 г.
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