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中国外務省の華春瑩報道官は、日本政府が今後10年程度の国防力の整備指針となる新たな防衛大綱を閣議決定したのを背景に、中国は軍事政策の防衛的な性格と平和的発展路線を堅持するよう日本に求めると発表した。
日本と中国は2度戦っている。1894年から1895年の戦争では数万人が死亡、1937年から1945年の戦争では、さまざまなデータによると1900万人から3500万人が死亡した。
華報道官は「ある歴史的な理由から、軍事分野及び安全保障分野における日本のすべての行動に、日本の近隣諸国並びに国際社会全体の注意が集中している。我々は、日本が国の軍事政策の防衛的な性格及び平和的発展路線を堅持するよう求める」と発表した。
また報道官は、日本が軍事分野及び安全保障分野における声明や行動に注意を払う必要性についても言及した。
日本政府は18日、新たな防衛大綱を閣議決定した。それに伴う今後5年間の防衛費は27兆4700億円の過去最高となる。
防衛大綱には、宇宙やサイバー空間を防衛するための部隊の創設、ロボットや人工知能の使用拡大、また2隻の護衛艦「いずも」を改修して事実上空母化し、ステルス戦闘機F35Bを搭載する方針などが盛り込まれた。
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