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米セント・ルイスのワシントン大学の研究者らは、高齢の被験者6千人をアルコール依存症、アルコールを一切摂取しない、適量たしなむという3種類のグループに分け、24年間にわたって実験を行った結果、こうした帰結に達した。
この間、およそ400人の被験者に心臓疾患の症状が現れた。
グループごとで見ると、第1のアルコール依存症グループ、第2のアルコールを摂取しないグループはほぼ同じ頻度で死亡し、心臓疾患が見つかった後、平均で2600~2700日長く生存していたことがわかった。
これに比べ、アルコールを適量摂取する人のグループでは疾患が起きた後の生存期間は平均で3100日と著しく長かった。これはつまり適量のアルコールを摂取したことで心臓疾患が見つかっても飲みすぎる人、全く飲まない人より平均1年から1年半長生きしたことになる。
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