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2018年を総括した記者会見でラブロフ外相は、「我々が平和条約問題に限らず、我々の日本の同僚とともに解決せねばならない他の一連の問題をも含め、複雑な問題を解決するためには、もちろんのこと、国際舞台で我々が日本人とはパートナーであり、バリケードの別の側に立つ国ではないと感じられることが必要不可欠だ」と語った。
ラブロフ外相は、日本はロシアに対して発動された全ての制裁に賛同し、G7で採択された反ロシア声明にも、国連の枠内で採られた反ロシア決議にも賛同し、ロシアに賛成せず、逆にロシアに反対する側に票を投じてきたことを指摘し、このことは質的に新たなレベルの関係が構築されたという理解に合致しないと述べている。
ラブロフ外相は「河野太郎氏は文字通りロシア訪問の直前にパリで仏国防相、外相と会談を行い、それを総括して宣言が採択されているが、それを読めば、我々は国際問題におけるパートナー関係はおろか、建設的なアプローチの模索の必要性を理解するにもまだまだ程遠いことはお分かりになられると思う」と指摘した。