世界の債務総額が倍増 過去10年で66兆ドルに

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国際格付企業「フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)」の専門家によると、2018年末に為替市場レートで計算された世界の債務残高の総額は、金融危機がまさに広がり始めた2007年のほぼ2倍で、世界のGDPの80%に達した。

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先進諸国の債務総額には変化がなく、2012年以来、約50兆ドルを保っている。一方で、発展途上国の債務は、同期間に10兆ドルから15兆ドルに増加した。

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世界の公的債務における各国間の割合を見ると、過去20年間、その40%を、最も格付けの高い「AAA」の11カ国が占めていた。この結果は予測が「安定」していることを示す。これら11カ国の最大債務国は米国で、債務は約21兆ドル。この額は毎年約1兆ドル増えている。

米国に続いて債務総額ワースト3は、2位が日本の12兆ドル、3位がと中国の6兆ドル。 フィッチ・レーティングスの専門家はこの額は世界の他の先進国をはるかに上回っていると指摘している。比較のために各国の債務額を出すとドイツとフランス、イギリス、イタリアは、2.4〜2.7兆ドルの範囲内にとどまっており、ロシアは対外債務は約0.47兆ドル、国内債務は0.116兆ドルとなっている。

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