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英総合学術誌『ネイチャー』が、その論拠についての論文を掲載した。ニューヨークのコロンビア大学のピエール・ゲンティン教授は「今、土壌と海洋は人為的な産業廃棄物の約半分を吸収し、それが地球温暖化を遅らせている。これがどれくらい続くかはっきりしていない。それらの許容量に限界があるならば、しばらくすると飽和点に達し、その結果、地球温暖化が加速する」と説明している。
地球の気候を研究している研究者たちは多くが、現在、地球は温暖化に向かっており、気温上昇が1.5度程度に収まらなければ、根本的に地球環境が変わることは間違いないと考えている。このことは、何十もの気象衛星や何千もの気象観測所、海上に浮かべられた多数のブイ、そして数百を数える地球の気候に関するコンピューターモデルの測定結果によって裏付けられている。
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