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薬はMuTaToと名付けらえる(「マルチターゲット毒素(multi-target toxin)」という意味)。
同社のダン・アリドール取締役会会長は「私たちのがん治療薬は初日から効果があり、その効果は数週間持続する。薬自体には副作用が全くない、あるいは最小限のみで、市場の他の大多数の治療法よりもはるかに低価格だ」と発表した。
新薬は、まず、その周辺の健康な組織を傷つけることなく病気の細胞を正確に見つけ出し、その方向にがん細胞を一度に破壊する3種類の毒素を即時に送る。このような大規模な毒素の攻撃はそれまで一度も使用されたことがないため、癌細胞を変異させない。現在知られているいかなる種類の悪性腫瘍も、一度に3つの方向で変化することはできないため、MuTaToはがん細胞に生き残るチャンスをまったく与えないという。
イスラエルの製薬会社は、すでにがんの新薬をマウスと試験管内(in vitro)でテストし、成功しており、近いうちにも臨床試験に入る。臨床試験が成功した場合、MuTaToは6~7年後に市場に出る。
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