スプートニク日本
カタロニア地図(Catalan Atlas)は1375年、地中海に浮かぶマヨルカ島(現スペイン)で作成された。交易路を描いた地図の中心に大きく描かれている金貨を手に持った人物こそが最も裕福な人間、マンサ・ムーサ王だ。
マンサ・ムーサは中世14世紀の前半およそ30年ほど、マリ帝国を治めた。展覧会のキュレーター、キャスリーン・ビックフォード・ベルゾック氏が説明するところ、ムーサ王は地域での金産出を完全に管理下に置いていた。この地域で取れる金は最も純粋だと考えられていたため、市場で最も需要が高かった。
ベルゾック氏は「今日そのような富を持つ人を想像するのは難しい」と指摘した。
関連ニュース