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春節を祝うのは、中国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、ベトナム、韓国など、東アジアの国や地域である。また春節は、世界中の中華街でも祝われている。
太陰暦によれば今年の新年は2月5日にあたる。新年のシンボルは黄色のツチブタだ。伝統的に中国では新年にあたり、路上で色とりどりの鮮やかな行進が行なわれ、銅鑼の音と爆竹の響きをバックミュージックに、竜と獅子のダンス、アクロバティックな見世物、民族舞踊が繰り広げられる。こういった騒がしい音を出すのは、悪いものや邪念をおどかして追い払うためだ。夜には何千もの赤い灯火をともす。これは不浄な力を追い払い、新年に向けての幸福の道を照らすためだ。新年の前日、家族全員が同じデーブルにつく。料理はまず、先祖の魂に捧げられる。そして家族のメンバーはそれぞれ、互いに腹が立ったことについて互いを許す。新年を迎えた夜は誰も眠りにつかない。幸せを逃さないためだ。
日本では明治維新まで、中国と同様に太陰暦で新年が祝われていた。しかし1873年からはグリゴリオ暦で、1月1日に新年が祝われている。年越しの際、108回の除夜の鐘の響きの1回1回は、人間の煩悩を払うものだとされている。
ヨーロッパやアメリカでさえも、春節に関わる伝統は現在モードなものになっている。多くの人が、太陰暦の新年第一日目に「禁止されている」ことをしないように努めている。
ロシアでも、日本でも、大多数の人々は春節のお祝いはしない。しかし、迷信を信じている人は非常に多い。皆さんは、来たるべき次の年に幸運を失わないように、春節に何をしてはいけないか知っていますか?😉 pic.twitter.com/ibieiSTbdU
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 4 февраля 2019 г.
この日、多くの人は手作りの「願いの板」に自分の夢を描く。また、ある人は赤い服を身にまとい、中華料理店へ行く。春節は美味しいものを食べる絶好の口実なのである。
読者の皆さんは春節をお祝いしますか?春節の伝統を守っていますか?