専門家、フェイスブックがいつ世界の主要なSNSではなくなるかについて語る

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ソーシャルメディア分野を専門とするカタルーニャ・オープン 大学のフェラン・ラルエサ教授は、サービス開始から15周年を迎えたSNS「フェイスブック」について、数年後にも世界の主要なSNSではなくなるとの確信を示している。

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ラルエサ教授は「現在フェイスブックの評判は悪く、ユーザーはマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)のあらゆる発言を信じてはおらず、フェイスブックへの信頼は低下し続けている」と述べている。

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またラルエサ氏は、いずれにせよユーザー8700万人の個人情報が英ケンブリッジ・アナリティカ社に流出したことをめぐるスキャンダルが勃発する前に、フェイスブックの命運はすでに尽きていたとの見方を示している。米国でも欧州でもフェイスブックのアクティブユーザー数に変わりはない。

ラルエサ氏は「フェイスブックはすでにゾンビであり、まだ歩いてはいるが、無意味であることがよくあり、すでに死んでいる。ソーシャルネットワークの人気の傾向を常に決定する若者たちはフェイスブックに興味を持たなくなり、フェイスブックに登録している多くのユーザーはフェイスブックを使用しておらず、大勢の人が全く登録もしていない。13〜14歳の若者たちがプラットフォームに来ないとき、それはそのプラットフォームの時代が終わりつつあることを意味している」との確信を示している。

ラルエサ氏は、若者がフェイスブックを使用しない3つの理由を挙げている。一つ目は、あらゆるソーシャルネットワークのライフサイクルが短いこと。この意味においてフェイスブック、リンクトイン、ユーチューブ、ツイッターは例外だ。

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フェイスブックの元ユーザーの一部はツイッターに、多くの人がインスタグラムに乗り換えた。ラルエサ氏は「現在10代の若者の間では、ミュージカリーを買収した中国でつくられたティックトックが人気だ」と語る。

2つ目の理由は、親による管理を避けたいという若者の願望。まさにフェイスブックでは現在、古い世代が陣取っている。

3つ目は、過去15年間におけるフェイスブックそのものの進化だ。当初は人々がテキストメッセージを共有していたネットワークだったが、現在は画像や動画が添付されていない場合、テキストを読む人はほとんどいない。

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