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不要情報のブロックのほか、ブラウザは礼拝の時間を知らせ、そしてキブラ(イスラム教徒が遵守すべき儀式の指針)を教示する。
ベンチャー企業の創設者の1人であるハスニ・ザリナ氏は、ブラウザは信仰がない人たちにも評価されるはずだと自信を示している。
「私たちが推進しているのは普遍的価値。インターネットが非常に暗黒な空間となるおそれがあることは、誰の目にも明らかだ。すべての人が代替手段を必要としている」とザリナ氏は話す。同氏は、このブラウザが明るい、よい世界への「窓」になることを望んでいる。
現在、セーラム・ウェブ・テクノロジーズ社は、インドネシアとマレーシアで主に使用されているが、開発者たちは世界中のイスラム教徒の10%に普及することを望んでいる。米情報サービス企業ブルームバーグ社によれば、現在、世界には約18億人のイスラム教徒が暮らしている。
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