スプートニク日本
運転手たちも車から降りて、歩道を走るよう女性に促そうとする者はいなかった。
おそらく、この年配の女性には時間がたくさんあったのだろう。まったく急ぐ様子もなかった。彼女の後ろを走っていた運転手がふとマイカーの速度計を見ると、あまりののろさに「0キロ」を示している…。
脇をゆく歩行者たちのほうが女性よりもはるかにスピーディーにさえ見える。
まぁ、言ってしまえば年配の女性は交通ルールを守っていないのだが、それにしてもこのドライバーの対応は尊敬に値する。怒りスマイルをつけて動画の「拡散」を求めてはいても、ドライバーも乗車の人もクラクションひとつ鳴らさず、罵倒も浴びせず、ユーモアをもって状況に対処しているではないか。SNSユーザーたちもその点をコメントで評価した。
とはいえ、この女性はかなりラッキーだったといえる。運転マナーが非常によい日本の道路だから許されたのであって、これが道路交通マナーが悪い国だったらこうはいかない。ドライバーたちは他人に敬意など払わず、とんでもない結末に終わることだってありうる。
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