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ダラティ氏は投稿で、「ほぼ6カ月間にわたる調査を終えた今、ドゥーマの病院で撮影された場面は演出されていたということを私は疑いなく証明できる。この病院で犠牲者は出なかった」と述べている。
ダラティ氏は攻撃について、サリンが使われることなく実行されたものの、塩素が使用されたかどうかについては、化学兵器禁止機関(OPCW)による結論を待つ必要があるとしたうえで、「しかし、攻撃を巡る他の全てのことは、最大限の効果を出すためにでっち上げられたものだった」と強調している。
西側は2018年4月、シリア政府がドゥーマに対して化学兵器による攻撃を行ったと非難。
「ホワイトヘルメッツ」と呼ばれる団体は証拠として、ドゥーマの住民らが捉えられた映像を使用。映像では、有毒物質の作用を受けた複数の子供を含む住民を医師らが救助しようと試みているとされていた。
米英仏の3カ国はその1週間後、OPCWによる結論を待たずにシリア国内の複数の施設に対して攻撃を実行。
シリア・ロシア両政府はこの措置を激しく非難した。
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