DARPAは、治癒の進展を追跡し、組織や器官の回復をリアルタイムで刺激することができる新たな生体電子工学の開発に参加する用意がある人材を探している。DARPAのウェブサイトでは、申請の正式な受け付けが3月1日から始まると発表されている。
4年間にわたって実施されるBETRの最高責任者を務めるポール・シーハン氏は、「創傷は生きた環境であり、細胞と組織がコミュニケーションをとって修復を試みるにつれ、その状態は急速に変化する」として、「理想的な治療法とは、創傷の状態におけるこれらの変化に対して検知や処理、反応を行い、回復を修正し促進させるために介入するものだ。例えば、免疫反応を調節したり、創傷に対して必要な細胞のタイプを新たに集めたり、治癒を促進させるため幹細胞がどのように分化するべきか指示したりするといった介入を我々は予想している」と語っている。