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フォゴ氏は「米国が参加する北極評議会のすべての加盟国は、北極海航路への自由かつ公正なアクセスを有するべきである」と述べた。Washington Examinerが伝えた。
フォゴ氏はまた、評議会のメンバーではなく、オブザーバーの地位しか持たない(2013年以降)中国が、同地域でプレゼンスを強化しようとしていると指摘した。
同氏は「(中国の北極に対する)この特別な関心にロシアが同調しているとの確信はない。我々はロシアと中国の活発な協力を目にしているが、ロシアは北極を自国の所有と考えており、両国間には意見の相違があるかもしれない」との見方を示した。
同時にフォゴ氏は米国企業について、これらの企業の船舶はその水深が浅い海域を航行するには大きすぎるため、北極海航路の利用には関心がないと述べた。
北極評議会は1996年に設立され、ロシア、フィンランド、カナダ、アイスランド、ノルウェー、米国、デンマーク、スウェーデンが加盟している。
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