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100年ほど前、カジワラ氏の曾祖父母は沖縄からハワイに移住した。だがカジワラ氏は自身のルーツが沖縄にあると考えており、琉球語で流暢に話すほか、沖縄県民の権利保護のため活発に活動している。
ホワイトハウスへの請願書政策に踏み切った理由として、「私はウチナンチュー(沖縄の人)です。そしてこれは私の責任の一部でもあります」と説明した。
トランプ米大統領宛てに作成された請願書は昨年12月8日、ホワイトハウスの請願サイト「Wethepeople」で公開。1ヶ月で署名は10万人を超えた。作成から1ヶ月以内に署名が10万人を超えれば、ホワイトハウスはこの請願書を検討する法律だ。だが正式な回答はまだない。他方、署名数はすでに21万人を超えている。
「私たちは米政府と多くの米役人、国連に請願書を送りました。この請願書のおかげで、沖縄はすでに多くの支援を受けており、全世界の多くの人が初めてこの問題を知るに至りました。そのため、請願書はすでに利益をもたらしました」
「ですが私たちは、基地建設の停止を見込んでいます。私たちは、絶対に停止させると確信しています。」
カジワラ氏の活動は日本当局の目に止まった。今月19日、カジワラ氏は関西空港の乗り継ぎで足止めを食らった。
「日本政府は沖縄での私の行動を理由に、私を110分拘束しました。彼らは何度も何度も訪日の理由を訪ねました。私は辺野古と沖縄に関係する多くのカンファレンスに参加し、演説を行うと答えました」
23日、那覇市民との会合でカジワラ氏は、沖縄県の自主は望ましいと複数回述べた。だがスプートニク特派員が、この方向で具体的な行動を取るかを尋ねたところ、カジワラ氏は明確な回答を避けた。
「可能性はあります。それほど遠いことはまだ考えていません。私のチームとアドバイザーと相談して、どうアプローチするのが良いかを決めます」
24日、沖縄県では米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非を問う沖縄県民投票が行われる。
日本時間午後2時の時点で投票率は16,16%だ。スプートニク特派員が伝える。