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読書や顔の認識を妨げ、最終的に失明に至る加齢による網膜の変化は年齢が50歳にも達すると、多くの人たちに現れる。
この病気は、免疫系の保護反応を司る補体系の機能不全が原因で起こる。本来、身体を守るはずのタンパク質が過剰に活性化し、その結果、網膜を破壊するという有害な作用を生じ始める。
英国の研究者たちの開発方法を使った手術が試験的に行われ、その結果、タンパク質の異常な活性を遮断し、免疫システムを正常な状態に戻す特殊な遺伝子を網膜細胞に送達することに成功した。
必要な網膜細胞群に遺伝子を正確に届けるために、外科手術では害を及ぼさない、安全なウイルスが眼球の後ろ部分に配置された。英国の眼科医たちは、あと2年もすれば、こうした遺伝子治療が正式な治療法として認められるようになると考えている。
Researchers @UniofOxford have carried out the world’s first gene therapy operation to tackle age-related macular degeneration, the UK’s most common cause of sight loss: https://t.co/o8iDg36ptl pic.twitter.com/X65P4KcQBN
— Wellcome Trust (@wellcometrust) 19 февраля 2019 г.
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