ベルギーの27人 ヒトラーが定めた年金を現在も受給

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27人のベルギー国民が、1941年にアドルフ・ヒトラーが定めた年金をドイツから現在も受給している。ベルギー紙「デ・モーゲン(De Morgen)」が報じた。年金の受給者らは、ナチス側で戦った高齢者、またはその相続人。こうした年金の支給は「忠誠と忠実」に対しヒトラーが保証したもので、その額は425ユーロ(約5万3千円)から1275ユーロ(約16万円)にのぼる。

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実はこの支給は完全に合法。ドイツ政府は 戦争終結後、 ナチス・ドイツ指導部のすべての責任を引き継ぎ、この年金の支給も義務づけられたためというのがその理由となっている。

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ベルギー議会はこうした状況に不満を抱いており、「外交的に、しかしできるだけ早く」対処する計画。議員らはこの年金に課税がされず、ベルギーの国庫に算入されないことにも懸念を示している。

ナチス強制収容所の囚人であったベルギー人が受け取る補償額が月額50ユーロ(約6300円)と、元ナチス党員への最低年金額のほぼ10分の1程度となっていることが、問題を複雑化させている。

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