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記事によると、ホテルで暴れたのは慶応大学商学部と東海大学政治経済学部の3年生男子学生。2人は出国前日に宿泊した高麗ホテルのカラオケで泥酔し、嘔吐した挙句、ホテルの模型や備品を破損させた。
学生らはホテルからこっぴどく怒られたため、持っていた5万円弱を支払い、帰国後に修繕費を支払うことを約した誓約書を書いて、予定通りに出国していた。学生らがホテルに残した直筆の誓約書のコピーは、北朝鮮側から旅行を手配した中国の業者へ送られており、それを『週刊新潮』は公開している。
旅行会社が2人に問い合わせたところ、1週間以上してようやく届いた返信メールには謝罪はなく、誓約書は強制的に書かされたものであり、自分たちには弁償の意思がないことのみが書かれていたという。その返信メールも公開されている。
学生らは北朝鮮入国審査時に虚偽の住所や電話番号を記載したため、中国の旅行代理店は問い合わせもできず、結局は代理店が修繕費16万円あまりを肩代わりして弁償することになったという。
北朝鮮は大半の旅行者には閉ざされた国ではあるものの、観光客数は着実に増えている。3年前の2016年1月、北朝鮮を旅行していた米国人学生のワームビア氏が宿泊中のホテルから金 正恩氏の画像があるポスターを盗んだ容疑で拘束され、国家転覆陰謀罪を言い渡された一件は記憶に新しい。