なぜ自由の女神に登ったのか 被告の心情を知ろうと裁判官も像にクライミング【写真・動画】

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2018年7月4日、ニューヨーク出身のテレサ・オコウマ被告(44)は、トランプ米大統領の移民政策に抗議して自由の女神の台座に登った。同年12月、公の秩序を乱した罪で彼女は有罪判決を受けた。裁判官は、判決を言い渡す立場から、被告人と同じ条件を経験することを決心した。

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米ネットワークNBCによると、像によじ登ったのはガブリエル・ゴレンシュタイン裁判官。ゴレンシュタイン裁判官はこの行為について、判決を下す前に「被告の行動から生じるリスクと脅威をより正確に評価する」ためと説明している。

報道によると、ゴレンシュタイン裁判官には自由の女神の開館時間の前後に像に登ることが許された。ただしクライミングが実施された時間は公にされていない。

オコウマ被告はまた、自分の抗議行動の際に周囲の市民および警官らを危険にさらしたとして、警察に対し謝罪した。台座の高さは27.13メートル。テレサ被告が自由の女神に登ったことから、その日、何千人もの市民が避難誘導され、警察官らは被告を下ろすのに数時間を要した。

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