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同誌は今回の発見について、タトゥーが既にそのような遠い昔の時代に、個人を区別したり、人々の間の関係を理解したりするために大きな意義を有していたことを意味すると伝えている。
発見された道具は長さがほぼ9センチのペンで、灌木の枝から作られている。ペンは、ユッカの葉から作られた糸で片方の端のところが2本の平行したサボテンの棘と結びつけられており、これらの棘は黒く染まっている。この黒い色については、炭素が含まれたタトゥー用染料の残存物であることが判明した。研究者らは、今回発見された古代のタトゥー用具の正確な複製を作り、豚の皮膚にテスト用のタトゥーをいくつか彫って道具の働きを検証した。
芸術の形式としてのタトゥーは、世界の各民族の多くの文化に広がっている。これまでに考古学者らによって発見されていたタトゥー用具のうち、最も初期のものは1100~1280年のものだった。米南西部で今回発見されたタトゥー用具は、それよりも1千年古いものだ。