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さらにガスロ氏は、電気自動車向けのリチウムイオン電池を生産している工場「ギガファクトリー」で3700万ドル相当の原料が盗まれたとされる事件について、事件に関する内部調査にテスラが介入したとする別の元社員による主張の内容も確認。ガスロ氏によれば、同社は内部調査への介入「及び他の不法行為」について、当局と株主への開示を妨害していたという。
この主張については2018年8月、別のテスラ元社員カール・ハンセン氏がSECに文書を提出。この文書では、従業員らの携帯電話からデータを収集することを目的とし、その移動経路を特定する特殊な設備をテスラが設置したとされていた。ハンセン氏はさらに、ギガファクトリー内では麻薬の取引や原料の窃盗が行われていると主張していた。
ガスロ氏の主張について、テスラの代表者はこれを否定。ニュースサイト「ビジネスインサイダー」に対し、「(ハンセン氏とガスロ氏の利益を擁護している弁護士のスチュアート・)マイスナー氏の他の依頼人らによる主張と同様に、ガスロ氏による主張は現実に合致しておらず、メディアによる注意を引きつけることのみを目的としたものだ。マイスナー氏は今日までの数週間にわたって、このストーリーをメディアにしつこく売り続けてきた」と述べている。