スプートニク日本
バーナーズ=リー氏は特に、現代のインターネットの基本的な問題として、①ハッキングやサイバー攻撃(特に国家によって支援されるもの)、ネット上における悪意ある行為②不適切な広告を許してしまったり、虚報を急速に拡散させてしまったりする現代インターネットリソースの構造とデザイン③オンラインにおける会話の基準の低さ--の3点を強調している。
バーナーズ=リー氏の見解によると、これらの問題の解決に向けて役立つ措置としては、例えば自身が起草し、昨年11月に発表した「ウェブのための協定」といった特別な規定の導入があるという。
このような規定については、企業や政府を含めてこれに従わなければならないと説明しているほか、デジタル時代の要求を考慮に入れて法律を規制するとともに、人権を侵害するのではなく、その保護を監督することが不可欠だとしている。
バーナーズ=リー氏は締めくくりとして、「インターネットは万人のために存在しており、我々はともに全員でインターネットを変えることができる。これは簡単なことではない。しかし、もし少し空想して、たくさん働けば、我々が望むネットを手にすることができるだろう」と記している。
関連ニュース