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研究者らの調べで、毎年、大気汚染が原因で世界中で880万人近くが死亡していることがわかった。
世界保健機関(WHO)の調べでは、毎年、世界中で喫煙が原因で亡くなる人の数は720万人に上っている。今回の調査で大気汚染が喫煙に増して深刻な死因となっていることが明るみになった。加えて欧州では大気汚染によって2年以上も平均寿命が短くなっている事実が指摘されている。
調査に加わったドイツのマックス・プランク化学研究所のヨス・レリヴィルド氏は、「大気汚染物質の大半は化石燃料を燃やした結果出現していることから、我々は早急に別のエネルギー源に切り替えなければならない」と語り、クリーンな再生燃料を使うことは気候変動対策にとどまらず、大気汚染による死因を半減させる可能性につながると指摘している。
以前に発表された世界で最も大気汚染が進んだ73か国にはワースト国としてバングラデシュ、パキスタン、インドが列挙されていた。逆に最も空気がクリーンな国は1位がアイスランド、2位がフィンランド、3位がオーストラリア。日本は20位に入っている。
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