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羽生選手にとって今回の世界選手権は、昨年秋のモスクワのロステレコム杯で右足首を痛めて以来、初めての出場。ところがSP滑り出しの時点で4回転サルコウが失敗したことで、この段階での首位を狙うチャンスが失われてしまった。
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— MOMENT powerd by 日刊ゲンダイ (@MOMENTbygendai) 21 марта 2019 г.
記者団は失敗の原因はもっぱら怪我にあると予想したが、羽生選手自身はきっぱりとそれを否定し、コンディションは良いと断言している。それでもロシアと日本の大会を比較した場合、気持ちの状態は今回のほうがずっと緊張度が高かったと羽生選手は打ち明けた。
羽生選手は、SPで犯したミスは23日のフリープログラム(FP)に向けた準備ですべて教訓に活かす気構えだ。また羽生選手は次の演技の前にどんなストレス対策を講じるかというスプートニクの記者の質問に次のように答えている。
「とにかく今悔しいので、この悔しさを使えばいいかな、と単純に思っています。とにかく明日一日あるので、明日の練習をどういうふうに使うかをうまく計画をたてたいと思います。」
羽生選手は、次のFPではジャンプをすべて美しく決めると約束した。
記者団から、ネイサン・チェン選手との争いをどう思うかという問いが飛ぶと、羽生選手は強い選手との戦いはとても楽しいと答えた。
「前例の演技を見てて、あぁ、この演技に勝ちたいなぁと思いながら練習してきたので、実際、彼と一緒に試合ができて、やっぱり楽しいです。」
男子シングルSPの上位3人は、1位がネイサン・チェン(米国)の107.4、2位がジェイソン・ブラウン(米国)の96.81、3位が羽生結弦の94.87.
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