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羽生選手 「自分自身が今回のSPの演技にすごく期待していました」

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3月21日、さいたまアリーナ開催の世界フィギュアスケート選手権男子シングルのショートプログラム(SP)で羽生結弦選手は3位に入った。米国のジェイソン・ブラウン、ネイサン・チェン選手はそれぞれ2位、1位。羽生選手は演技後の記者会見でスプートニクの記者からの質問に答え、リンクに出る前に緊張したか、フリープログラムの前のストレスにどのように打ち勝とうと考えているかについて語ってくれた。

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羽生選手にとって今回の世界選手権は、昨年秋のモスクワのロステレコム杯で右足首を痛めて以来、初めての出場。ところがSP滑り出しの時点で4回転サルコウが失敗したことで、この段階での首位を狙うチャンスが失われてしまった。

​記者団は失敗の原因はもっぱら怪我にあると予想したが、羽生選手自身はきっぱりとそれを否定し、コンディションは良いと断言している。それでもロシアと日本の大会を比較した場合、気持ちの状態は今回のほうがずっと緊張度が高かったと羽生選手は打ち明けた。

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「日本開催だからということではなくて、観客の皆さんからということでもなく、今回のショートプログラムの演技に対して自分自身がすごく期待していましたし、そういったプレッシャーを自分の中でかけていました。そういう意味ではロステレコム杯よりも今回のほうがずっと緊張していたし、いい演技をしたいという気持ちが強かったなぁと思っています。」羽生選手はスプートニクの記者の質問にこのように答えた。

羽生選手は、SPで犯したミスは23日のフリープログラム(FP)に向けた準備ですべて教訓に活かす気構えだ。また羽生選手は次の演技の前にどんなストレス対策を講じるかというスプートニクの記者の質問に次のように答えている。

「とにかく今悔しいので、この悔しさを使えばいいかな、と単純に思っています。とにかく明日一日あるので、明日の練習をどういうふうに使うかをうまく計画をたてたいと思います。」

羽生選手は、次のFPではジャンプをすべて美しく決めると約束した。

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「自分の構成をしっかりやりきって、ひとつひとつきれいなジャンプを決めていきたいなぁと思っています。」

記者団から、ネイサン・チェン選手との争いをどう思うかという問いが飛ぶと、羽生選手は強い選手との戦いはとても楽しいと答えた。

「前例の演技を見てて、あぁ、この演技に勝ちたいなぁと思いながら練習してきたので、実際、彼と一緒に試合ができて、やっぱり楽しいです。」

男子シングルSPの上位3人は、1位がネイサン・チェン(米国)の107.4、2位がジェイソン・ブラウン(米国)の96.81、3位が羽生結弦の94.87.

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