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「スケーティングから得られる満足感は前シーズンよりずっと少なかったです。でも難しい時、それを克服して得られる嬉しさは倍になります。今回の世界選手権まではとても苦しい道のりでした。だから今、五輪の時よりも2倍も3倍も嬉しいです。それでもあの時(五輪シーズン)が楽だったとは言えませんけれど。」
ザギトワは平昌五輪の大勝利の後、深刻な困難にぶつかった。中でも一番の危機は、ザギトワ自身の言葉によれば昨年末、12月のサランスクでのロシア選手権の敗退だった。ザギトワはこの時5位に甘んじている。次の欧州選手権でザギトワは復活を図ろうとし、2位に入った。ただしこの結果にザギトワは満足はできなかった。
「五輪シーズン、私は炸裂しました。毎回のスタートが真新しく、おもしろかったのです。今になってやっと、それがどんなに難しいことか分かりました。今の方がスケーティングに入るのがきついです。私にとってはここで見事に演技し、シーズンの最後を自分にふさわしく飾ることはとても重要なことでした。(中略)肩をおとす時だってありましたが、監督たちはとても大事な言葉をかけてくれました。いろんな言葉でした。時には鞭も飴も必要なんです。
この世界選手権の前、「氷の」家族(編集部注:父もアイスホッケーの監督)も、サンボ70(編集部注:ザギトワのモスクワでの訓練施設)私を支えてくれました。だから日本で勝てたことは倍も嬉しいです。私は本当にこれが欲しかったんです。今は幸せを感じるより疲労感のほうが大きいかもしれないけれど、もうちょっと寝たら、勝ったことの喜びを噛みしめることができると思います。」
ザギトワはシーズンオフになったらまず沖縄で泳ぎたいと思っている。「なんといっても日本という国自体に私は興味があるんです。沖縄がいいなぁと思うのは、青い海があって、スノーケルをつけて泳ぎながらサンゴや海の生き物をウォッチングできるっていうことです。」
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