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2018年の平昌五輪を直前にひかえ、 トゥトベリーゼ氏の母親は脳腫瘍と診断された。しかし、 選手たちの人生にとって重要な大会であるオリンピックを前に、 同コーチは、選手たちを見捨てることができなかった。
選手たちの演技への心配と、 モスクワに残してきた病気の母親への不安から、 彼女の心は引き裂かれそうだった。そうした中、 教え子のアリーナ・ザギトワ選手とエフゲニア・ メドベージェワ選手がオリンピックの表彰台の1位と2位を占めた 。しかし、彼女らのせっかくの勝利も、 不治の病である母親への思いから、 トゥトベリーゼ氏は手放しで喜ぶことができなかった。
その困難な時期に、 11年間トゥトベリーゼ氏のもとでトレーニングを行ってきたエフ ゲニア・メドベージェワ選手が、 別れの説明や言葉もないまま彼女を離れ、 他のコーチのもとへ去ってしまった。
トゥトベリーゼ氏は、 いまでも教え子の別離は不可解と思っている。同氏は、 メドベージェワ選手を他の選手たちのお手本とし、 そして同選手のために、「正直、このスポーツで100% の可能性から200%を作り上げた」と、 自身のインスタグラムで明かした。
メドベージェワ選手は、 このようにコーチ変更の理由を説明していない。同選手は、 トゥトベリーゼコーチを離れることは、「 彼女の人生でもっとも苦しい決断だった」とだけ語った。
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