スプートニク日本
クンフンは、七歳の雌の警察犬、フアフアンマのクローンだ。フアフアンマは多数の殺人事件の捜査に参加し、その並外れた才能で犯人の検挙に貢献した。フアフアンマのような優秀な警察犬を育成しようとすると、訓練には4~5年が必要で、費用も約50万元(約828万円)かかるため、クローン技術によって優秀な警察犬を人工的に作るアイデアが浮かんだ。
China’s first cloned police dog, 3-month-old Kunxun, has begun training after arriving at a police base in Kunming, Southwest China’s Yunnan Province earlier this month. https://t.co/DrFoqeBkVy pic.twitter.com/QxHjxdDajJ
— Global Times (@globaltimesnews) 20 марта 2019 г.
中華人民共和国公安部が主導する優秀な警察犬クローン・プログラムに基づき、フアフアンマの皮膚細胞に由来するクローン胚が作られた。胚は代理母のビーグル犬に移植され、クンフンは帝王切開で誕生した。誕生時の重さは540グラム、身長は23センチ。鑑定結果によるとクンフンのDNAは、フアフアンマのそれと99.9パーセント一致している。
クンフンは訓練士によくなつき、持ち前の鋭い嗅覚を捜索訓練で発揮し、見知らぬ環境にもすばやく適応している。10か月間の訓練ののちクンフンは初出勤する。
中国のクローン警察犬は実験段階であるが、すでに優秀な警察犬から生成したクローン細胞バンクが創設されている。これらのクローン胚はすぐに繁殖できるよう、50年間の保存が可能だ。
関連ニュース