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2人の若者が武漢大学の庭に咲く桜を見物しようとしたが、彼らの1人が着物を着ていると思った現地の警備員に制止された。若者たちは、これは着物ではなく、中国の伝統的な衣装である唐装だと説明しようとしたが、聞き入れられなかった。若者たちは、桜が咲く庭に入ることを許可されなかっただけでなく、暴行を受けた。
中国のSNSには、 この事件について何千ものコメントが投稿され、 その中には相反する考えがしばしば見受けられた。着物を纏った若者を攻撃する警備員の愛国心をあざ笑う人たちもいて、 中国が日本の帝国軍に占領された20世紀初頭にさかのぼり、 警備員の行動を中国と日本の間の歴史的反目として説明する人たちもいた。
事件の後、大学の指導部が警備員を罰することはなかったが、 より適切な服を着るように庭の訪問者に訴えたことは注目に値する。