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東北労災病院の金野敏氏らは、宮城県亘理町の住人4千人近くの心血管系を観察し、このような高血圧の「識別マーク」を発見した。
夜中の頻尿を訴える日本人は、初期の高血圧を患っている頻度が目立って高かったという。夜間多尿に悩んでいなかったが、実験中に塩分濃度の高い食事を大量に取った被験者でも、同様の傾向が確認された。
金野氏は、たった1回の「余分な」夜中のトイレさえ、高血圧症進行の可能性がおよそ40%増加したと指摘する。その上で、トイレに行く回数が増えるほど、心血管系の働きに問題を抱える可能性が高くなると続けた。
金野氏が強調したところ、原因とその結果はまだ解明されていない。だが、金野氏は、今回の発見により、健康問題を抱える人が適宜医師の診察を受け、その問題を解消する助けになるだろうと期待を寄せる。
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