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手術後にリハビリテーションを受けていたジョー・キャメロン氏(71)は、特異な体質で医師を驚かせた。彼女はほとんど痛みを感じず、手足の骨折や切り傷、火傷のほか、出産や複数回にわたる手術でも麻酔を必要としなかったからだ。さらにキャメロン氏は、平静さを失うということがない。キャメロン氏が運転する自動車がライトバンと衝突し、路上で横転した際も、彼女は壊れた車から降り、怯えているライトバンの運転手を慰めた。
Jo Cameron, 71, from Scotland, has never felt pain or anxiety.
— Lt M Elona binti Muskri (@yours_heidi) 31 марта 2019 г.
She has a mutation in a previously unknown gene which scientists believe play a major role in pain signaling, mood and memory. https://t.co/8yx9o6iMe6
研究者たちは、キャメロン氏のDNAに、痛みと不安を抑制する2つの突然変異の遺伝子を発見した。研究者たちは、突然変異した遺伝子がどのように機能するかの理解を深め、その遺伝子を模倣し、鎮痛薬の代用となる遺伝子治療の創出を期待している。
この突然変異の遺伝子が、「人工の鎮痛剤から人々を遠ざけ、痛みを軽減するためのより自然な方法に道を開く」のに役立つならば、キャメロン氏は医師にどんなことでも協力するつもりだ。
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