スプートニク日本
「移住21世紀」基金のヴャチェスラフ・ポスタヴニン代表は、日本は内政問題の解決にロシア人学生たちを用いようとしていると指摘している。ポスタヴニン氏は、「日本では高齢化が急速に進み、絶えず新しいアイデアが探究されていることから、他国の若い頭脳へ注意を向けた」ととみている。
ロシアの社会学者たちは、ロシアでは極東地域がもっとも高いリスクを負っていることから、極東の市民たちは、中央ロシアと日本のどちらの大学に進学するかという選択肢を与えられた場合、日本を選ぶだろうと考える。専門家たちは、極東地域の住人たちの感覚では、モスクワは隣接する東京よりもはるかに遠いという。さらに、エブゲニー・ヤンブルグ教育学博士の指摘では、ロシアで中等教育を終えた場合の海外留学の可能性は以前に比べて増えた。
同時に、ヤンブルグ博士は、日本のこうした決定には歓迎できる要素もあるとして、「このような日本の決定は、ロシアの学校教育の高さを証明していると言える」と強調している。