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ゴリコワ副首相は「現在、初産の主な年齢は25~34歳。これは、2人目、3人目の子どもを産むことができる女性数が大幅に減少することを意味する。1995年に24歳以下で最初の子どもを出産した母親の割合は出生総数の60%であったが、2018年ではその割合は45%を下回っている。そのため、女性が若くして出産することを恐れないように、初産を促すことが大切だ」と述べている。
ゴリコワ副首相によると、1人目の子どもの出生年齢が高くなったのは、将来の両親らが子どもを産む前に良い教育を受け、仕事に就こうとしているためだという。また、ロシアの人口統計学者ユーリ・クルプノフ氏は、若いロシア人が西側諸国の生活水準を無意識に真似しているところに大きな理由があると見ている。特に、西側諸国と日本では、初産の平均出生年齢は30歳を超えている。2017年までにロシアでは、この数字は28.5歳に達した。
クルプノフ氏によれば、若い親たちのための手当てや免税を止めてはならず、若い家庭での出産が人気のトレンドとなるような国民的な人口動態概念を創作する必要がある。