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同団体のデータによれば、昨年中に世界で執行された死刑の数は少なくとも690件で、2017年のデータは確認できた限りで見ると993件だったことから、死刑執行数は3分の1ほど減少したがわかる。
「世界で死刑執行数が急激に減少したことから、死刑制度の廃止が期待できないような国々においても転換の兆しがあり、死刑制度は何ら解決をもたらさないという認識が共有されてきたことの証左といえる」、とアムネスティ・インターナショナルのクミ・ナイドゥ事務総長は語った。
ただし、報告書の作成者によれば、中国のデータはこの調査に反映されていない、とのことだ。また、イランでの死刑執行数は50パーセントまで減少し、イラクやパキスタン、ソマリアなどの国々でも死刑執行数は「大幅に減少」した、と報告されている。
一方、同団体のデータによれば、ベラルーシ、日本、シンガポール、南スーダン、アメリカでは死刑執行数が上昇したと報告されている。
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