日本の旧ソ連地域研究者が、ソ連崩壊の原因の一つを指摘

© Sputnik / Vladimir Bogatyrev / メディアバンクへ移行ソ連のアルコール
ソ連のアルコール - Sputnik 日本
サイン
朝日新聞GLOBE+に掲載された記事で、ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所副所長の服部倫卓氏は、アルコールがロシアの命運に影響を与え、ソ連時代の1985年に導入された「禁酒令」がソ連崩壊の原因の一つになったとの見方を示した。

スプートニク日本

服部氏は、1985年にソ連の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフ氏が始めた「反アルコール・キャンペーン」が立て直し政策を行き詰らせたとし、「飲むことくらいしか楽しみがなかった左党の怒りも買い、結局1991年暮れのソ連崩壊とゴルバチョフ退陣へと繋がっていく」と主張している。

© AFP 2023 / Vitaly Armandミハイル・ゴルバチョフ
日本の旧ソ連地域研究者が、ソ連崩壊の原因の一つを指摘 - Sputnik 日本
ミハイル・ゴルバチョフ

また服部氏は、ロシア初代大統領のエリツィン氏は「無類の酒好きで知られ、それゆえに酒飲みの敵であるゴルバチョフを追い落とした、などといったうがった見方まである」と伝えている。

© Sputnik / Vladimir Rodionov / メディアバンクへ移行エリツィン氏
日本の旧ソ連地域研究者が、ソ連崩壊の原因の一つを指摘 - Sputnik 日本
エリツィン氏

一方、服部氏は、ロシア人がお酒を飲む機会は日本と比べても多くないと指摘し、ロシアでは理由もないのにお酒を日常的に飲むことは不適切だと考えられているため、ロシアではお酒を毎日飲むことはほぼないと言及している。

関連ニュース

世界で最も多く酒を飲む国々を発表

米国で最もお酒を飲む頻度が多い職業は軍人

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала