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火はまたたく間に広がり、尖塔が崩壊した。大聖堂の広報アンドレ・フィノ氏によると、大聖堂に保管されていたキリストの「いばらの冠」を含む主な聖遺物は難を逃れ、運び出された。だが、その最初のものは13世紀に建てられた大聖堂の歴史的な屋根の支えが燃えた。時計と屋根の大部分も崩壊した。
火災のニュースはまたたく間に広まった。町のさまざまな地域から人々が集まり、大聖堂の近くでイースター(復活祭)前の「聖週間」の奇跡を願い、「アヴェ・マリア」を歌った。
パリには一晩中、外国から連帯のメッセージが届いた。在フランス・ロシア大使館もいち早く反応し、ノートルダム大聖堂の火災はフランス及び全人類にとって取り返しのつかない損失だと指摘した。
400人以上の消防士が消火作業にあたった。なお大聖堂が倒壊する恐れから航空機は使用されなかった。
Impactante video del Incendio de la Catedral de Notre Dame#NotreDame #Paris pic.twitter.com/ddW4WcbVq8
— TRIBUNACRITICA (@TRIBUNACRITICA) 15 апреля 2019 г.
3時40分頃(日本時間10時40分頃)、マスコミは、火はほぼ消し止められたと報じたが、現在も放水は続いている。
マクロン仏大統領はノートルダム大聖堂について、すべてのフランス人の生活の中心であり、フランスの歴史だったと述べた。また大統領は大聖堂の火災について、恐ろしい悲劇だとし、ノートルダム大聖堂を再建すると述べた。
当局は16日に被害の調査を開始する予定。また16日、再建に向けた募金活動も始まるという。再建には5年から数十年かかる可能性がある。
ノートルダム大聖堂はパリの最も有名な観光名所の一つで、12世 紀半ばから14世紀半ばまで、およそ200年かけて建設された。 主要なカトリック教会の一つでもある。大聖堂には貴重な宗教的芸 術作品などが数多く保管されている。
非常に印象的で、 間違いなく初期のゴシック建築の最高傑作であるノートルダム大聖 堂は、フランスの数多くの歴史的な出来事を目撃してきた。大聖堂 には毎年1400万人の観光客が訪れていた。 またノートルダム大聖堂は、ヴォクトル・ユーゴーの有名な小説『 ノートルダム・ド・パリ』 をはじめとした一連の芸術作品にも登場する。
今回の恐ろしい火災までに、ノートルダム大聖堂を訪れることができましたか?#フランス #ノートルダム大聖堂火災 #ノートルダム大聖堂
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) 16 апреля 2019 г.
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