スプートニク日本
賠償請求の発案は賛成票大多数で可決された。票決を行う前に同国のアレクシス・ツィプラス首相はこの案に支持を表明していた。ツィプラス首相は議員らを前にした演説で、政府が書面による賠償金支払い請求を行おうとすることは「歴史とモラルの債務」であると語っていた。
ギリシャは今までも数度にわたり、同国が第2次世界大戦中に被った損害を見直し、相応の賠償金を請求する必要性を取り上げてきたが、これは同国が2010年に重大な債務危機に直面した後、問題はより現実味を帯びた。ドイツはギリシャに対する主な債権国に数えられている。
ロイター通信の報道によれば、ドイツは1960年の段階で1億1500万ドイツマルクを支払っており、ドイツ側は賠償問題は解決済みと解釈している。