ボルトン米補佐官 米国は南米でモンロー主義に依拠して行動する

© AP Photo / Andrew Harnikボルトン補佐官
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米国のジョン・ボルトン大統領補佐官・国家安全保障問題担当は17日、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアに対する新たな制裁を発表した。ボルトン補佐官はこれを、米国の政策に対する他の地域の諸国からの干渉を許さない、モンロー主義に基づいて行うと宣言している。

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ボルトン補佐官はマイアミで行った演説の中で、「今日我々は万人の前で誇りをもってこれを宣言しよう。モンロー主義は生きており、実に居心地よく感じている」と語った。英オブザーバー紙が引用し、報じた。

米国は昔から南米を自国の排他的権益圏とみなしてきた。その基盤となっているのが1823年に当時のジェイムズ・モンロー米大統領の出したモンロー主義。モンロー主義は米国の行為に対する他の地域の国からの干渉を許さない。20世紀初頭、モンロー主義にはラテンアメリカの紛争調停は米国が行うべきであり、軍事力の行使も辞さないという「棍棒外交」のテーゼが加えられた。冷戦期、こうしたイデオロギーはキューバなどのラテンアメリカ諸国におけるソ連の影響、社会主義の普及に対する闘争に用いられた。

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