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今月17日、ミュラー特別検察官の捜査報告書が発表された。報告書の中では大きく分けて次の3点が焦点となっている。1点目は、2016年の米国大統領選の際に「ロシアによる介入」があったか。2点目は、トランプ陣営がロシア政府と「共謀」したか。そして3点目は、トランプ大統領が司法妨害を行ったか。ミュラー特別検察官は1点目について疑惑を支持、2点目について疑惑を否定、3点目については一概に結論付けられない、としている。
ミュラー特別検察官の報告書はまだ出版前にもかかわらず、アマゾンでは人気売れ筋書籍の3位にランクインしている。また、New York Timesによれば、米国の出版社は他社より先に報告書を書籍化しようと競い合っているとのことだ。
ただし、今回の書籍化によってミュラー特別検察官が印税収入を得ることはない。捜査報告書の内容は米国政府の主導で用意されたもので、その内容は一般公開されていることが主な理由だ。