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日本政府は観光を新しい経済の柱にしようとしている。ところが同 ニュースの記者は、日本への旅行者の過度の流入は、 歴史的施設やインフラに損害を与えるおそれがあり、 こうした否定的な例の1つとして、京都、 とりわけ錦市場への旅行者の流入を挙げている。
錦市場の小さな鮮魚店の店長は、旅行者のグループは、 わずかな量の刺身しか買わず、逆に自分たちの毎日の必要品のため にここでたくさんの買い物をする常連客の邪魔となっているという 。収益は大幅に下がった。
錦市場を普段利用していた50代のある主婦も、のんきに散策する 旅行者グループがひっきりなしに通りにやってくると苦情をもらし ている。彼女は錦市場での毎日の市場での買い物をあきらめ、 スーパーマーケットの商品で満足するしかなくなった。
京都への過度な旅行者の流入による悪影響は、 日本の他の都市でも生じる可能性がある。全体的に判断すれば、 国内の外国人旅行者の数は、増加傾向にある。
安倍首相は2020年に4千万人の旅行者の訪問を目標に掲げてお り、2030年にはその数を6千万としている。 さらにまもなく日本では、秋にラグビーのワールドカップ、 そして来年の夏にはオリンピックという2つの大きなスポーツイベ ントが予定されている。