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現在、日本とロシアで姉妹都市提携を結んだ都市は40を超える。最近では昨年9月28日、ソチと山口県長門市が姉妹都市提携を結んだ。プーチン大統領が長門市を訪れ、露日関係全体が活発化したことを受け、2都市間に橋をかけることは特に重要で意義があった。次はクロンシュタットと静岡県富士市が姉妹都市になるかもしれない。
© Sputnik / N. Nazarovナホトカ、舞鶴市、小樽市の姉妹都市提携を記念し、各都市のロシア語、英語、日本語で記された名称と市町村旗を浮き彫りした壁
ナホトカ、舞鶴市、小樽市の姉妹都市提携を記念し、各都市のロシア語、英語、日本語で記された名称と市町村旗を浮き彫りした壁
© Sputnik / N. Nazarov
姉妹都市提携により、地方自治体レベルでの協力が文化、スポーツ、学術、芸術、社会、産業の様々な分野で進められている。特に重要な提携は文化、ビジネス方面にあり、露日社会における隣国のイメージアップに大きな役割を果たしている。
姉妹都市イルクーツクに到着した金沢市からの代表団を空港で出迎え(1968年)
© Sputnik / Ostroumov
/ ロシアにおける日本の認識に関しては、露日史に詳しい研究者のワシーリー・モロジャコフ氏とアレクサンドル・クラコフ氏が次のように指摘する。
「ソ連時代に私たちの国に浸透し、現在、抑制できないほどの流れで流入し始めた日本文化は、慣れ親しんだものになりつつある。ロシアの公衆は今、至って真剣に歌舞伎のニュアンスを話し合い、能について真剣に話す人すらいる」
ウラジオストクに住む女性が新潟との姉妹都市提携20周年で凧を飛ばす
© Sputnik / Vitaliy Ankov
/ 新潟との姉妹都市提携20周年
© Sputnik / Vitaliy Ankov
/ グローバル化と技術発展を背景に、日本とヨーロッパ・ロシアに位置する都市などによる国際交流確立が容易になっている。だが、露日の姉妹都市提携には依然として一定の不均衡が保たれている。地理的要因により、極東のハバロフスク、ウラジオストク、ユジノサハリンスク、ナホトカといった全ての大都市には日本に複数の姉妹都市を持つ。だがヨーロッパ・ロシアに日本の姉妹都市はほとんどない。だが露日関係がかなり好調な今、日本との姉妹都市提携が極東から西へと大規模に広がっていくと十分に期待できる。
露日関係の記念碑 姉妹都市のイルクーツクと金沢市にある石の卵
© Sputnik / Grigoryi Sobchenko
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