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風刺画は、4月25日付けの国際版に掲載された。
風刺画には、ユダヤ教徒の伝統的な帽子「キッパ」をかぶった盲目のトランプ大統領が、ユダヤ教の象徴とされる「ダビデの星」を首にぶらさげた犬に扮したネタニヤフ首相に引っ張られている様子が描かれている。
We apologize for the anti-Semitic cartoon we published. Here’s our statement. pic.twitter.com/nifZahutpO
— New York Times Opinion (@nytopinion) 28 апреля 2019 г.
風刺画にはたくさんの抗議が寄せられた。イスラエルや米国の多くのマスコミが、「反ユダヤ主義的」だと報じた。
Naked antisemitism such as in this image is not “an error of judgment.” We have to wonder if the @nytimes editors would’ve published a similar cartoon depicting any other country or people. pic.twitter.com/qSyVXqqLOW
— AJC (@AJCGlobal) 27 апреля 2019 г.
ニューヨーク・タイムズ紙は「私たちはこの風刺画の掲載を悔いており、このようなことが繰り返されないように努める。このようなイメージは常に危険であり、また世界で反ユダヤ主義が高まっている現在、これはいっそう容認できるものではない」と謝罪した。
風刺画の作者はポルトガルの風刺画家アントニオ・モレイラ・アントゥネス氏。風刺画は最初、アントゥネス氏が1974年から契約しているポルトガル紙Expressoに掲載された。ニューヨーク・タイムズ紙は、同紙の国際版に風刺画を掲載する権利を得た。米国版では掲載されなかった。
アメリカユダヤ人委員会は、ニューヨーク・タイムズ紙の謝罪を受け入れないと発表した。
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