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サーシャ少年は弱冠6歳で故郷のロシアでは、すでにスター。ほんの赤ちゃんの時からモデルとして雑誌のページを飾り、子どものファッションショーにも出演している。しかし、ファッションショーでのランウェイやカメラのフラッシュを浴びる姿は、この少年の生活のほんの一部でしかない。サーシャ少年のもう一つの生活は、父であるエフゲニー・プルシェンコを手本にトレーニングに励むフィギュアスケートだ。氷の上での生活はすでに数年に及ぶ。
小さなサーシャ少年は、難しいスケートの技もこなすことができる。父のプルシェンコのスケートショーにも出演し、外国でのアイスショーの演目も用意している。
しかし、父と一緒に出演した日本のテレビ番組を観た視聴者たちは、彼に同情的だった。日本の視聴者たちは、画面に現れた小さなサーシャ少年の瞳がとても悲しそうだったことに気づいた。
ところで、父のプルシェンコは、定期的にSNSに動画を投稿しており、そこでは、彼の幼い息子の日常を垣間見ることができる。インスタグラムに投稿されたある動画では、他の子どもたちと一緒にサーシャ少年も開脚前屈の柔軟体操を行ない、コーチである父の指示にしたがっている。プルシェンコは、「我慢すること。私にはもうできないと気持ちを乗り越えて闘うこと。もうできないという気持ちを超えてこそ、すべてが成し遂げられる」と、若い選手たちのやる気を引き出そうしている。